トランプ氏がSNS復帰を計画、独自のプラットフォーム創設へ 側近が明かす

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アメリカのドナルド・トランプ前大統領が近く、独自のソーシャルメディア・プラットフォームを立ち上げ、SNSに復帰する計画であることが明らかになった。トランプ氏の側近が21日、米フォックス・ニュースのインタビューで公表した。

トランプ前大統領の側近で選対委員長だったジェイソン・ミラー氏は、「トランプ大統領はおそらく2~3カ月以内にソーシャルメディアに戻ってくると思う」と述べた。

ミラー氏は新設するプラットフォームについて、「ソーシャルメディアで最も注目を集める場所になるだろう」とし、「形勢を完全に変える」ことになると述べた。

トランプ氏は1月6日に支持者が連邦議会を襲撃し、死者が出たことをめぐり、ツイッターとフェイスブックのアカウントを永久凍結された。

議会では当時、昨年11月の大統領選の投票結果を認定する上下両院合同会議が開かれていた。この襲撃で警官1人を含む5人が死亡。アメリカの民主主義の根幹を揺るがす事態となった。

トランプ氏は議会襲撃を扇動したとして下院に弾劾訴追されたが、上院は無罪評決を下した。

ツイッターはアカウントの永久凍結について、「暴力行為さらにを扇動する恐れがある」からだと説明した。


トランプ氏は伝統的メディアを回避して有権者に直接語りかける手段として、ツイッターを10年以上にわたり利用。9000万人近いフォロワーを獲得していた。

トランプ氏はどんなプラットフォームを欲しているのか

それは私たちにはよくわからない。

ミラー氏はこの件について詳細を明かさず、「トランプ大統領が具体的に何をするのか、誰もが成り行きを見守ることになる」と述べるにとどまった。

そして、トランプ氏がすでに、フロリダ州に所有する私邸マール・ア・ラーゴで、この事業について様々なチームと「活動的なミーティング」を行っているとした。

すでに「多数の企業」からトランプ氏にアプローチがあったという。

ミラー氏は「この新たなプラットフォームは大規模なものになる」とし、トランプ氏が「何千万人もの人々」を引きつけることになると予測した。

アカウント凍結の経緯

トランプ氏は1月6日、議事堂を襲撃した暴徒を「大好きだ」「愛国者だ」と呼ぶなど、複数のメッセージを投稿した。これを受けツイッターはトランプ氏のアカウントを12時間にわたり一時凍結。規約違反が繰り返されれば「永久に」トランプ氏の利用を禁止すると警告していた。

一時凍結が解除されると、トランプ氏は「自分のために投票してくれた7500万人の偉大なアメリカの愛国者、『アメリカ第一』、『アメリカをまた偉大にしよう』に投票した人たちは、今後も長いこと巨大な声を持つ。決して不当な扱いを受けたり、見下されたりしない。どのような形でも!!!」とツイートした。

また、「尋ねていた人たちへ、自分は1月20日の就任式に行かない」と書いた。

ツイッターは2つのツイートがいずれも「暴力賛美」を禁止する規約違反だと判断したと説明。トランプ氏のアカウントを凍結した。

フェイスブックや人気ゲームプラットフォームのツイッチ、スナップチャットもツイッターと同様の措置をとった。


(英語記事 Trump plans social media comeback, says adviser