親娘で “王者”!「ミス日本」グランプリに松井朝海さん 父はボートレーサー・松井繁

夢をかなえた松井朝海さん

藤原紀香や西川史子を輩出した、今年で53回目となる「ミス日本コンテスト」が22日、都内で開催され、ファイナリスト13人が美の競演。グランプリには「幼いころから日本代表になるのが夢だった」という大阪の松井朝海さん(22)が輝いた。

実は、大御所ボートレーサー松井繁の愛娘だ。司会を務めたTBS石井大裕アナは、かつてボートレース番組を担当しており「ボートレース界のイチロー。それを超える超レジェンド。カッコイイ!」と興奮。その父は仕事のため、会場には母親と姉2人だけ駆け付けたという。

中高とインターナショナルスクールに通い、つい先日、関西学院大学を卒業したばかり。美脚が自慢でファッションモデル志望だ。受賞直後は「これから何でも乗り越えられるんじゃないかと、高ぶった気持ちになっています」と、家族への感謝を語る途中で感極まり涙を見せる一幕もあった。

閉会後の囲み取材で、あらためて父親について聞かれると…。

「ホントに尊敬いたしますし、絶対私が超えることができないような人間だなと思っております。それは父の功績の面でも、そして人間味の面でもです。私の父は、このように言うとなんか自慢のように聞こえてしまうかもしれないのですが、たくさんの後輩がいて、応援して下さるファンの皆さまがいます。そのような父のように私はなれるか少し今でも不安なのですが、いつか父を超せたと思える日が来れるように、精いっぱい頑張っていきたいなと思っております」

昨年の大会まで52年続いていた水着審査は、今年から廃止された。それに代わるのが「均整のとれたプロポーションは怠惰な生活をしていたのでは成し得ません。日々の積み重ね=〝鍛錬〟の具合を審査する必要性に変わりはなく、それを水着ではなくスポーツウエアにて審査いたします」(大会資料から)。

チアダンスやバレエを特技とする出場者もいただけに、思い思いのウエアで登場するのかと思いきや、色違いだがお揃いのスポーツブラとロングスパッツ姿で、露出度はかなり控え目だった。

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