【春場所】照ノ富士が完勝で7勝目 大関復帰まで〝マジック2〟

照ノ富士(右)は自分の相撲を取りきった

大相撲春場所9日目(22日、東京・両国国技館)、大関復帰を目指す関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内妙義龍(34=境川)をきめ出しで下して7勝目。大関昇進の目安となる三役での3場所33勝にあと2勝とした。

立ち合いでは相手の左差しを許したものの、それは想定内。すぐに差された腕を抱えると、左も抱えてじっくりと勝負をつけた。

今場所は得意の右四つの形になるシーンは少ないものの、相手に相撲を取らせない形に持ち込んで白星を重ねている。取組後はリモートでの取材を〝スルー〟。あと2つの白星をつかむため、集中モードに突入したようだ。

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