行政手続き750件、原則的に押印廃止 神奈川・秦野市

 神奈川県秦野市は22日、押印を義務付けている約750件の行政手続きに関し、4月から原則押印を廃止すると発表した。事務作業の効率化や電子申請の促進などが狙い。

 市行政経営課によると、押印を廃止するのは国民健康保険の加入手続きや、各種補助金の申請手続きなど。昨年10月から市の規則などの見直しを進め、これらの手続きについて押印を不要とした。

 市税などの口座振替依頼書や印鑑登録証明書など、実印や銀行印が必要なものは従来通りの手続きとなる。同課は「コロナ禍で窓口業務の簡素化を進めていく。市役所に来なくても手続きができるよう電子申請の拡充も進める」としている。

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