スマートバス停を北九州空港のバス2路線全てに導入 21日運用開始

YE DIGITALは18日、西鉄バス北九州、西鉄エム・テックと協力し、空港エアポートバス2路線の全バス停に導入して、21日より運用を開始すると発表した。バス路線の起点から終点まで全てをスマートバス停で運用するのは全国初だ。

スマートバス停とは、デジタルサイネージにバスの運行時刻表や運行系統図を表示することに加えて、その他の告知文や広告などを遠隔で更新、表示できるバス停だ。熊本、神戸、岐阜などでも運用している。

熊本駅前にスマートバス停が導入 広告収益で維持可能に

IoTによるビジネス変革を推進している株式会社YE DIGITALと、西鉄エム・テック株式会社が共同開発したIoT技術を搭載した「スマートバス停」が、熊本駅白川口駅前広場9カ所に採用され、2021年4月から運用開始する。バス乗降場7カ所におけるスマートバス停は、熊本県内のバス事業者5社(熊本都市...

神姫バス、スマートバス停を神戸市内に導入 関西初

神姫バス株式会社は、株式会社YE DIGITALと西鉄エム・テック株式会社が共同開発したスマートバス停、および国際興業株式会社が運営管理するバスロケーションシステムを、4月1日から連節バス「ポートループ※」のバス停のうち4カ所において運用を開始する。※神戸市による公共交通ネットワークの利便性向上...

【中部地方初】岐阜乗合自動車がスマートバス停を導入 YE DIGITALと西鉄子会社が共同開発

岐阜乗合自動車は22日、YE DIGITALと西鉄エム・テックが共同開発したスマートバス停を1月22日から長良川国際会議場前バス停で運用を開始すると発表した。スマートバス停は、デジタルサイネージにバスの運行時刻表や運行系統図を表示するだけではなく、その他の告知文や広告などをリアルタイムに更新...

今回設置するスマートバス停は、小倉-北九州空港線の9カ所と折尾・黒崎・学研都市-北九州空港線の12カ所の合計で21カ所の空港向きだ。「小倉駅」、「砂津」には既に導入が完了している。

今回はスマートバス停の中でも、乾電池駆動により様々な気象条件下でも電源供給なしで稼働できる楽々モデルを設置する。同時に既存のバス停とは別に、新たな北九州空港エアポートバス専用のバス停(時刻表)を導入し、他路線と区別できる分かりやすいバス停環境を整えるという。

楽々モデル設置イメージ

なお西鉄バス北九州は、ユーザーの利便性向上、およびバス停管理業務の効率化を目指し、更なるスマートバス停の導入を検討する。西鉄エム・テック、およびYE DIGITALは、より活気あふれる街づくりに向け、DXの推進と、スマートバス停の導入事例を積み重ねることで、ユーザー利便性の拡充と公共交通ネットワークの発展に貢献すると述べている。

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