【ソフトボール】13年越しの連覇へ「理想のプレーは特にない」エース・上野の覚悟

上野由岐子

投打の軸から目が離せない。東京五輪で金メダルが期待される女子ソフトボールの日本代表候補選手15人が23日に発表。主将・山田恵里外野手(37=デンソー)、エース・上野由岐子投手(38=ビックカメラ高崎)らが選ばれた。

金メダルを獲得した2008年北京五輪でも主力として活躍した両選手。宇津木麗華監督(57)も「山田選手と上野選手に関しては、私自身頼っている。特に山田選手は投げるのも、センターの守備も、打つのも、日本でトップの選手だと思う」と太鼓判を押す。

チームは五輪金メダルに向けて、長期プランを立てて強化に取り組んできた。13年越しの連覇へ、山田が「守備はチームを救うような守備ができたらいい。攻撃はチームにいい流れがいくような打撃をしたい」と言えば、上野も「個人的な理想のプレーは特にない。ただチームが勝つためにどういうボールを投げないといけないのか、どういうプレーをしないといけないのかをしっかり考えて表現していきたい」ときっぱり。両ベテランが力強く決意を述べた。

ここ1年ほどは新型コロナウイルス禍の影響で、海外勢との実戦を積めていない。だからこそ、経験豊富な両選手が金メダル奪取へのカギになりそうだ。

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