行政補助活用でミライが500万円台

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トヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」=福井県福井市の福井新聞本社

 福井県は、燃料電池車(FCV)購入に対する上限100万円の補助制度を新設する。県によると、トヨタ自動車のセダン「MIRAI(ミライ)」の場合、国と県の補助を使うと希望小売価格710万円(税込み)の車種が約534万円で購入できる。

 FCVは二酸化炭素排出がゼロ、フル充填(じゅうてん)でガソリン車と同等の約800キロ走る。国産車ではミライと、リース専用のホンダ「クラリティ フューエルセル」があり、価格は1台700万円台。県環境政策課の竹内芳隆課長は「電気自動車(EV)に加えてFCVを県内に普及させ、二酸化炭素排出削減につなげたい」と話している。

【燃料電池車(FCV)】

 充填した水素と空気中の酸素との化学反応で電気と水を発生させ、電気でモーターを回して走行する。二酸化炭素は排出しない。外部から蓄電池に充電する電気自動車(EV)とは異なる。FCV販売台数は昨年末時点で国内で約4300台。国の目標は2025年に20万台、30年に80万台。低価格化や水素ステーションの普及が課題で、ステーションは現在の162カ所に対し、25年320カ所、30年900カ所が目標。