チェルシー買収はプーチン大統領の命令だった⁉ アブラモビッチが暴露本の著者と出版社を提訴

 チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏は『プーチンズ・ピープル』の著者と出版社を提訴した。

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 著者キャサリン・ベルトン氏が執筆しハーパーコリンズ社から出版された『プーチンズ・ピープル』には、アブラモビッチが2003年にチェルシーを買収したのはロシアのウラジーミル・プーチン大統領の命令だったと記述。憤慨したアブラモビッチは数ヶ月にわたるハーパーコリンズ社との話し合いの末、ベルトン氏と共に名誉棄損で提訴すると表明した。

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「今日、私の法定代理人はイギリスで出版された本に関連して法的手続きを行った。この本にはチェルシー買収やクラブでの活動など、私に関する多くの虚偽かつ中傷的な記述が含まれている。今日までの行動は軽々しく行われたものではない。虚偽や誤解を招くのを避けるため、これまでチェルシーに関するいかなる事柄の解説を嫌ってきた」。

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「しかしこの本に書かれていることは、私個人の評判だけでなくチェルシーの活動に関しても明らかに損害を与えるものだ。チェルシーについて言えば本で書かれている事とは対照的に、私が目指しているのはピッチ上でワールドクラスのチームを作り、クラブが全てのコミュニティでポジティブな役割を果たす事だ。それは長年に渡る私たちの成功が物語っていると思う。訴訟は避けたかったがほとんど選択肢がなく、裁判所が公正な審理をしてくれると信じている」。

アブラモビッチが暴露本の著書と出版社を提訴※Photo Mikhail Svetlov

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