カメルーン協会がまさかの凡ミス! メール誤送信で主力選手招集できず

まさかの代表落ちとなったチュポモティング(ロイター)

日韓戦の開催などサッカー界は国際試合ウイークに突入しているが、アフリカの強豪・カメルーンではまさかの凡ミスで呼びたい選手を招集できなかったことが話題になっている。

カメルーン代表は26日にカボベルデ、30日にルワンダとそれぞれアフリカネーションズ杯予選を戦う予定となっている。すでに4試合を終えて3勝1分けで本大会出場権を獲得しているため、今回は〝消化試合〟。それでも協会側はトニ・コンセイソン監督と協議し、本大会に向けた強化の一環として主力を招集する方針を固め、メンバーも発表していた。

ところが、その中の一人のFWエリックマキシム・チュポモティング(32=バイエルン・ミュンヘン)が急きょ、メンバーから外れることとなった。実は、カメルーン協会がバイエルンに送ったはずの「招集レター」が、全く違うアドレスに送信されており、バイエルン側がレターを受け取っていないという事実が判明したというのだ。

チュポモティングはカメルーン代表として55試合に出場し、15得点をマークしているストライカー。年代別代表ではドイツ代表としてプレーしていたが、2010年に父の母国のカメルーンでのプレーを選択。同年の南アフリカW杯メンバーにも選出され、初戦の日本戦にも出場した。

そんな選手だけに今回もカメルーン協会は期待を寄せていたが、ルール上、選手招集のためには所属クラブに招集レターを送る必要があるために、条件を満たせなかったことで断念。バイエルンの専門メディア「ババリアンフットボールワークス」はチュポモティングの父親の話として「間違ったアドレスにメールを送るなんて、プロフェッショナルとしてあるまじきことだ」と憤慨している様子を伝えている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社