2度目のグラミー賞 小川慶太さんに市民栄誉賞 佐世保市が授与へ

 長崎県佐世保市の朝長則男市長は23日の定例記者会見で、自身が参加するジャズバンドの作品が米グラミー賞に輝いた同市出身の小川慶太さん(38)=米ニューヨーク在住=に対し、市民栄誉賞の授与を検討していると明らかにした。
 小川さんはドラマー、パーカッショニストとして世界的に活動。自身のバンド「スナーキー・パピー」の作品が、今年のグラミー賞の最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム賞に選ばれた。同バンドのグラミー賞は2017年に続き2度目。小川さんは佐世保観光名誉大使も務めている。
 朝長市長は「米国の音楽業界で最も権威ある賞を2度も受賞したことは佐世保市民にとって大きな誇り」と称賛。本人に打診し、表彰の準備を進めるとした。
 市民栄誉賞は04年に創設。これまでに、アテネ五輪野球銅メダリストの城島健司さん、九州文化学園高バレーボール部監督の井上博明さん、ロンドン五輪アーチェリーで銅メダルを獲得した早川漣さんの3人が受賞している。


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