4月「なないろハウス」開所 東彼杵初の児童発達支援センター

4月に開所する児童発達支援センター「なないろハウス」=東彼杵町蔵本郷

 長崎県東彼東彼杵町蔵本郷で認定こども園を運営する社会福祉法人「わかば福祉会」(明時(みょうじ)正志理事長)は4月、発達障害のある子どもや家族をサポートする児童発達支援センター「なないろハウス」を開所する。東彼3町を中心に、発達に不安を抱える未就学児や小学生の療育を担う。

 同町内で初の児童発達支援センター。同福祉会が運営する「やまだこども園」の保育士や保護者から「発達の気になる子どもたち」への支援の必要性を訴える声が高まり、隣接する場所に3年がかりでセンター開設の準備を進めた。
 午前9時~午後1時は、未就学児を対象に通所(親子または単独)による支援を行う。午後1時~6時は、小学生向けの放課後等デイサービスを開く。いずれも1日の定員は10人。
 明時裕介施設長(33)以下、保育士、作業療法士、言語聴覚士ら職員6人が在籍。運動や学習支援などの療育に取り組む。親しみやすい雰囲気を目指して外観や内装は白を基調にしたハワイ風のデザインにした。明時施設長は「発達に困り事のある子どもの親は1人で悩みを抱え込み、孤立する傾向がある。気軽に相談でき、親身にサポートできる施設を目指す」と話した。

児童発達支援センター「なないろハウス」のホール

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