ヘンリー王子がベンチャー企業に就職! 役職は「チーフ・インパクト・オフィサー」

ヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)

英王室を正式離脱してもうすぐ1年になるヘンリー王子(36)がこのほど、シリコンバレーのベンチャー企業に就職したことが分かった。

王子が就職したのは、巨大ハイテク企業が密集するサンフランシスコ・ベイエリアの通称〝シリコンバレー〟に拠点を置く「ベターアップ」という会社。メンタルヘルスケアやコーチングと呼ばれる指導法で個々の能力を最大限に引き出すことを目的とするアプリを運営している。

同社は23日(日本時間24日)、王子が〝チーフ・インパクト・オフィサー〟という役職に就いたことをホームページ(HP)で発表した。

HPは王子が創設した負傷軍人のためのスポーツ大会「インビクタスゲーム」や、アフリカ・レソトで立ち上げた若者のメンタルヘルスを支援する慈善団体「サンタバリー」を取り上げ、職務は「これまで長年にわたり従事されてきたことの延長」と説明した。

具体的にはサービス開発への提案や、同社主催のイベント参加などとみられている。

王子も同HPで「メンタルヘルスに対するネガティブイメージの払拭」、「ベターアップ社のグローバル化」などを目標に掲げた。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ベターアップ入社のきっかけは昨年秋、友人を通じて同社の最高経営責任者、アレクシー・ロビショー氏と知り合ったことがきっかけだという。

同社は2013年に設立。急成長を遂げ、現在は2000人以上のコーチングスタッフが在籍している。米ホテル大手ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスや米石油関連会社シェブロンなど、大企業もクライアントに持つ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社