高須克弥氏 愛知県警の家宅捜索に疑念「僕に問い合わせがない」「選挙妨害を始めたな」

疑問を投げかけた高須氏

大村秀章愛知県知事に対するリコール署名に不正疑惑が持ち上がっている件で24日、愛知県警はリコール運動事務局の元事務所を地方自治法違反(署名偽造)容疑で家宅捜索した。提出された署名の8割が無効と判断されており、偽造の疑いが持たれていた。

リコール運動の代表を務めていた「高須クリニック」の高須克弥院長(76)は取材に「不思議です。事務所は昨年のうちに残務処理を終えて、1月には原状回復して(大家に)返している。残っているものは何もないと思う」と首をかしげた。

その上で高須氏は「選挙妨害を始めたなと思いました」と私見を披露した。4月25日に名古屋市長選挙(告示は同11日)の投開票が行われる。リコール署名に携わった河村たかし名古屋市長も出馬表明しているのだ。

「家宅捜索すると報道せずにはいられないじゃないですか」と高須氏は指摘。選挙前のタイミングで不正疑惑と河村氏の名前が一緒に報じられることになる。そこに何らかの意図があるのではないかというのだ。

高須氏にはもう一つ疑問があるという。

「全面的に協力すると言っているのに愛知県警から僕に問い合わせがないんです。僕が最初に愛知県警に告発したんですよ。いつでも聞きに来てくださいと言い続けている」

高須氏も知りたいという真相はどこにあるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社