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UKインディーポップ・バンドのイージー・ライフ(Easy Life)が、待望のデビュー・アルバム『Life’s a Beach』を2021年6月4日にリリースすることを発表した。
アイランド・レコードと契約を結んだ英ミッドランド地方レスター出身の5人組バンドは、2020年にリリースした「Dead Celebrities」、「Daydreams」などのシングルで既に高い評価を獲得しており、満を持してリリースするこのデビュー作で、彼らのファンは、 自らを愛し、受け入れることを提唱してきたイージー・ライフの進化の全貌を知ることができるだろう。
現在の成功に甘んじることのない彼らは、デビュー・アルバムの発表にあわせて、今作のオープニングを飾るニュー・シングル「a message to myself」をBBC Radio 1で解禁した。自己愛、そして外部からのプレッシャーに直面した時の自己受容や個性への頌歌となる同曲は、ケンドリック・ラマーのアルバム『DAMN.』などを手掛けたプロデューサーのビーコン(BEKON)との共作で、バンドの実験的なサウンドと、ファンが彼らのデビュー・アルバムに期待できる独自のメッセージ性を示唆している。
イージー・ライフのデビュー作『Life’s a Beach』は、北ヨーロッパの島で見られる絵のように美しい海岸の景色とは最も縁遠い、イングランドの中流階級の人々の心理を突いている。観察的であり、普遍的であり、極めて個人的でもある同アルバムは、北でも南でもないイギリスの、ときに軽視されがちな地方の円熟した考察なのだ。
バンドのフロントマンであるマレー・マトラヴァーズは、彼らのデビュー作について、イギリス諸島の真ん中で彼らがどんな風に暮らしてきたのか、またその生活の中で抱いた感情を作品の中でどのように表現しているのかについて説明しながら、こう語った。
「この場所以外のどこかに暮らしたいと願っているのと同時に、イギリス中西部のこの退屈な場所に固執しているんです」
マレー・マトラヴァーズ、オリヴァー・キャシディー、サム・ヒューイット、ルイス・アレキサンダー・ベリー、ジョーダン・バートルズの5人から成るイージー・ライフは、2018年春にデビュー・ミックステープ『Creature Habits』でシーンに初めて登場して以来、内省的且つ逃避的なアウトサイダー・アンセムを次々とリリースしながら独自の道を切り開き、2020年のNMEアワーズでは、“最優秀ニュー・ブリティッシュ・アクト”を受賞した。
NMEは、2020年に彼らがリリースしいたミックステープ『Junk Food』を「イージー・ライフが英国で最も鋭くウィットに富んだソングライターになりつつあることの証明だ」と評している。
Written By Eleanor Forrest