【ドバイWCデー】ラヴズ絶好の動き! 矢作師「非常に良かった」 日本馬6頭が現地で追い切り

ドバイシーマクラシックに出走するラヴズオンリーユー

JRAは27日、ドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデーに出走予定で、24日に追い切りを行った日本馬6頭の調教状況および関係者のコメントを発表した。

ドバイシーマクラシック(GI・芝2410メートル)に出走するラヴズオンリーユー(牝5・矢作)はマーフィーが騎乗してダートで追い切った。矢作調教師は「残り半マイルから行って、ラスト1ハロン伸ばしてもらうという調教でした。マーフィー騎手も絶賛していたし、私から見ても非常に良かったと思います。マーフィー騎手と昨日、芝で騎乗した北村友騎手の話も参考に、ダートの状態がとても安定しているので、ダートの方がリスクは少ないと総合的に判断した。明日(25日)は厩舎周りでの運動、金曜日も角馬場の運動になると思います」と語った。

ドバイターフ(GI・芝1800メートル)に出走するヴァンドギャルドは北村友が騎乗して芝コースでの追い切り。同騎手は「直線だけ身体を使わせてほしいという指示でした。馬はとてもリラックスしていると思います。とても素直で能力のある馬なので、ゴーサインを出したら反応は良かったです。道中も入れ込んだり力むところもないですし、いい雰囲気でした」と好感触を伝えた。

ドバイゴールデンシャヒーン(GI・ダ1200メートル)に出走のコパノキッキング(騸6・村山)、ジャスティン(牡5・矢作)、マテラスカイ(牡7・森)、レッドルゼル(牡5・安田隆)の4頭はいずれもダートで追い切った。

コパノキッキングについて村山調教師は「先週はビュイックに騎乗してもらって『注文することがない』と言ってもらっています。引っかかる馬なので、サウジアラビアの時と同様、ここまで角馬場で調整して、今日はサッと流す程度という指示でしたが、追い切りではハミを取り、思ったより速い時計が出たと思います。コンディションは整っています」。

ジャスティンの矢作調教師は「残り半マイルから馬なりで、引っ張ったままの追い切りでした。最後は馬が沈んでいい動きだったと思います。ダートはいい状態で、安全な馬場だと思います。この後はメイントラックには入らず調整します」とコメントとした。

マテラスカイに騎乗した戸崎圭騎手は「特に問題なく順調に動けています。馬はベテランですし、環境にも慣れていて、とても落ち着いていると思います。乗っていて、状態も変わりなく安定しているのが感じられます」。

また、レッドルゼルに騎乗した北村友騎手は「前走1600メートルを走ったことを考慮し、メリハリを利かせた調教をしてほしいということでした。力強いですし、器用な馬なので、1600メートルから1200メートルに短くなっても対応できると思います」と語り、各馬とも順調さをアピールした。

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