ホリエモンが議員への超近道を指南「パン屋だったらライバルが少ない」

堀江政経塾の斉藤健一郎塾長

実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(48)の名を冠した「堀江政経塾」が24日、都内で開かれ、外部講師を務める堀江氏が講演した。

政治家の輩出へ向けた超実践型を標榜する同塾。堀江氏はこれまで塾生にさまざまなハッパをかけてきたが、今回は「男性にはあまり意味がない。女性の話」と切り出した。

「世の中の流れは男女共同参画で、上場企業の役員の半分は女性にしなさいとか、議会も3分の1は女性にしなさいとかレギュレーションができてくる。そうなった時、人材をどうするか? いないので、なればいい」と指摘する。

既成政党も女性の比率を高めようと、候補者発掘を進めているが、どこも成り手不足で苦戦している。

「見た目のいい女性を出馬させるのは単純で、一定の効果はあるが、戦略的ではない。女性キャスターや女子アナがスッと議員になれる感じはするが、ハードルは高い」と歌手やユーチューバーも成功しやすい例に挙げたが、現実的ではない。

「議員になれる超近道」として、堀江氏が薦めたのは飲食業界での経営者だ。

「知的アピールをするための材料、道具をいかにもてるかを考えないといけない。社会的信用を得ないといけない。一番楽なのは経営者。今はコロナ禍で、田舎に行けば起業の支援金が得られる。パン屋だったらライバルが少ない。パン屋じゃなくてもいい。事業をやっているというだけで、実業家、大卒…で市会議員は楽勝です」として、郊外や地方での飲食業は一旗上げるのが狙い目と挙げた。

地方でも議員になれば、既成政党からのスカウトもある。

「政府も半分、女性大臣にしたいが全然、枠がある。目につく女性議員となると、今井絵理子議員や蓮舫さんとか?という人が多い。有権者が当選させたいと思うような武器を持ってほしい。衆院議員も夢じゃないし、大臣にもなれる」(堀江氏)

堀江氏は「ポテンシャルを持っている人はたくさんいる」とあと一歩を踏み出す勇気が大事だとした。

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