MLB公式サイトが今年のポストシーズンを予想 ド軍が2連覇?

日本時間3月24日、メジャーリーグ公式サイトのウィル・レイッチは2021年のポストシーズンの行方を詳細に予想する特集記事を公開した。この記事では10月5日(現地時間)にスタートするポストシーズンの戦いを1日ごとに予想し、ポストシーズンが決着する11月2日(現地時間)まで約1ヶ月にわたる戦いの様子が詳細に記されている。いったいレイッチはどのチームが2021年のワールドシリーズを制すると予想したのだろうか。

レイッチの予想では、ア・リーグはヤンキース、ホワイトソックス、アスレチックスの3チームが地区優勝、ワイルドカードはツインズとブルージェイズ。一方、ナ・リーグはブレーブス、カージナルス、ドジャースの3チームが地区優勝、ワイルドカードはパドレスとメッツとなっている。一発勝負のワイルドカード・ゲームは、ナ・リーグはダルビッシュ有とジェイコブ・デグロムの投げ合いとなり、パドレスが勝利。ア・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.の3ランで先制したブルージェイズがツインズを破った。

地区シリーズはカージナルス対ブレーブス、ドジャース対パドレス、ホワイトソックス対アスレチックス、ヤンキース対ブルージェイズの4カード。このうち3カードが10月11日(現地時間)に決着し、カージナルスが3勝1敗、ホワイトソックスが3勝0敗、ヤンキースも3勝0敗で次のステージへ駒を進めた(カージナルスはシーズン途中にトレバー・ストーリーを獲得したことになっている)。同13日、ドジャースはクレイトン・カーショウの好投でパドレスを破り、3勝2敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

リーグ優勝決定シリーズはア・リーグがヤンキースとホワイトソックス、ナ・リーグがドジャースとカージナルスの対戦。10月18日(現地時間)、ドジャースは4連勝で2年連続のワールドシリーズ進出が決定。カージナルスは1点をリードした第3戦の9回表、守護神ジョーダン・ヒックスがマックス・マンシーに浴びた逆転2ランが致命傷となった。ア・リーグはヤンキースが3勝1敗で王手をかけたあと、ホワイトソックスが意地を見せて2連勝。同22日、ゲリット・コールが好投し、ジャンカルロ・スタントンとアーロン・ジャッジの両大砲に一発が飛び出したヤンキースが第7戦を制し、12年ぶりのワールドシリーズ進出を決めた。

ドジャースとヤンキースの対戦となったワールドシリーズは、ヤンキースが初戦を制したものの、第2戦はジャスティン・ターナーのサヨナラ犠飛でドジャースが勝利。第3戦はコールが2安打16奪三振で完封し、ヤンキースが2勝1敗とリードを奪ったが、ドジャースは第4戦をトレバー・バウアー、第5戦をカーショウの好投で制し、ワールドシリーズ2連覇に王手をかけた。そして、11月2日(現地時間)にドジャー・スタジアムで行われた第6戦、同点で迎えた9回裏二死満塁カウント3-2の場面でムーキー・ベッツがアロルディス・チャップマンから右翼線へのサヨナラタイムリーを放ち、ドジャースが勝利。58年ぶりに本拠地で世界一を決めたのだった。

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