れいわ・山本太郎代表 “文春砲”の菅首相にアドバイス「財政出動すればスキャンダルは吹っ飛ぶ」

取材に応じた山本太郎代表

れいわ新選組の山本太郎代表(46)が24日、新たな“文春砲”に見舞われた菅義偉首相(72)に対し、異例のアドバイスを送った。

「文春オンライン」はこの日、菅首相について「長男・正剛氏が筆頭株主の会社から多額の政治献金を受けている」と報じた。

山本氏はJR高円寺駅前で行われた東京都議会選挙(6月25日告示、7月4日投開票)杉並選挙区(定数6)の候補者に擁立したNPO法人代表で新人の山名奏子氏との街頭演説会を終えた後、菅首相の“新スキャンダル”を知った。

「菅総理は裏の方、陰で暗躍する権力者だと思うんですよ。その方が(文春砲で)表に出てしまうと、(世間から)注目されてしまう。利権などがあったにしても、総理にならなければ、そこまで叩かれなかったと思う」

菅首相は正剛氏による総務省幹部への違法な高級接待問題について野党の追及を受けるたびに「別人格」だと強調している。だが、相次ぐスキャンダル報道に、自民党内からは衆院選を年内に控え「菅首相では選挙が戦えない」と不安の声が流れている。

山本氏は菅首相に対し「積極的に財政出動すれば今度のスキャンダルは吹っ飛びますよ」と提言し、こう語った。

「結局、政治は真っ白じゃなきゃいけないと思っている人が少ない。政治はどうせ汚いんだろう、という理解。でも、一部の人間に今おいしい思いが集中していることに憤りを感じる人が多い。(菅首相が)自分もおいしい思いをしてるけど、みんなもおいしい思いをさせるスタンスの総理に今からなれば、政権を維持できますよ」

菅首相は山本氏の声をどう受け止めるか。

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