竜のキャプテン・高橋周平が根尾に厳しい注文「出させてもらっている立場…そこからは自分次第」

開幕への意気込みを語った高橋周平

中日のキャプテン・高橋周平内野手(27)が26日の広島との開幕戦(マツダ)へ向けて意気込みを語った。

相手開幕投手はエース・大瀬良で過去5年の対戦成績は46打数18安打で打率3割9分1厘、1本塁打と抜群の相性を誇る。それでも「すごく良い投手。なかなか点は取れないと思うが、何とか頑張って勝ちたい」と気を引き締めている。

昨季は3年連続で規定打席に乗り、自身初の打率3割を達成。不動の三塁レギュラーとして10年目のシーズンを迎えるが「緊張感はあるし(シーズンは)長いので。開幕してほしくない気持ちと楽しみな気持ちがある。例年よりは打つ形は迷わずやってきた。そういった意味ではあまり不安はない。でも結果が出ないと。これからは結果しかない」と気合いを入れている。

主将として3年目の高橋周に与田監督は「今まで以上にキャプテンシーを発揮してほしい」と期待を寄せている中、主将は「チャンスをもらっている人もいれば、結果を出さなければいけない人もいる。自覚を持ってみんなやりたい」と促す。

そこで初の開幕一軍入りを確定させている滝野、高松、石橋、岡林ら若手の中でも、主将があえて厳しい注文をつけたのは根尾昂内野手(20)だ。ベテラン・福留を抑えて左翼での開幕スタメンも濃厚な根尾に対して「自分でつかんだというよりも、チャンスをいただいて出させてもらっている立場だと思う」と指摘した上で「自分もそうだったので、そこからは本当に自分次第」と完全な実力でレギュラーをつかみ取るような選手になることを期待する。

発言もすっかり頼もしいキャプテンとなった高橋周が10年ぶりV奪回へ向けてチームをグイグイとけん引しそうだ。

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