長崎市人事異動 企画財政部長に日向氏 市民健康部長は水蘆氏

 長崎市は24日、4月1日付の人事異動を発表した。局・部長級では、企画財政部長に日向淳一郎市民生活部長が就く。新型コロナウイルス対策を担う市民健康部長には水蘆(みずあし)崇同部理事(地域医療担当)を、原爆被爆対策部長には前田孝志教育委員会事務局教育総務部長を充てる。
 行政や産業、交通など幅広い分野でデジタル化、スマート化を進める市長直下の「情報政策推進室」を新設し、トップに当たる部長級の情報政策管理監に樋口成一総務部情報システム課長を起用する。議会事務局長には松竹美由紀同局次長兼議事調査課長を登用する。
 全体の異動規模(退職、採用含む)は943人で、前年より86人多い。内訳は局・部長級20人、次長級16人、課長級77人、課長補佐25人、係長級145人、主任77人、一般職583人。正規職員は14人増え3113人となる見込み。一般事務の女性管理職(課長級以上)の割合は2025年度までの目標20%に対し、前年度比0.5ポイント上昇の18.6%となる。
 組織体制では、コロナ対策強化で保健所の人員を5人増の84人とし、「新型コロナウイルスワクチン接種事業室」も3人増の7人とする。まちづくり部に「公共交通対策室」を、災害対策強化のため土木部に「土木防災課」をそれぞれ新設する。

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