のりピー元夫・高相祐一被告に有罪判決 気になる身元引受人の「名前」

一部執行猶予が付いた高相被告

覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた酒井法子の元夫・高相祐一被告(53)の判決公判が24日にあり、東京地裁は懲役1年8月を言い渡した(求刑懲役2年)。ただし、うち懲役4月分には執行猶予2年がつき、その期間中は保護観察に。

裁判官は判決理由で「再犯の恐れも高い」としつつ、本人の「薬物依存から回復するための努力」「更生のための支援活動も整えられていること」を考慮。最後は高相被告に「監督がいるといっても最後はあなた次第」と声を掛けた。

2017年3月、危険ドラッグ事件で懲役1年の判決を受け高相被告は、同年12月の仮釈放後、その足で薬物依存更生施設「ダルク」に入寮。昨年4月、「新規入所者のために寮を出るように」と言われたが寮に残り、両親のツテで居酒屋バイトを始めた。6月に退寮し1人暮らしを始めた3か月後、旧知の売人との再会を機にまた覚醒剤に手を出してしまった。

その理由として本人が挙げたのは、バイトの同僚から受けた言葉の暴力によるストレス。バイトを紹介した両親も引け目があるようで、「ダルクを出て仕事をするようになったというところで、家族も応援していた。ただ今思うとそれがプレッシャーになって本人を苦しめる結果になったんじゃないかと。そういった点の対応については問題だったかもしれない」と上申書に書いている。

ダルク退寮時、高相被告は12ステップある更生プログラムの4段階で、昨秋の事件当時も週1でダルクに通っていた。寮にとどまらせておけば…という負い目があるのか、ダルクは高相被告の身元引受人になっている。

覚醒剤事件は酒井ともども罪に問われた09年以来だが、薬物絡みの事件は今回で4度目だ(うち1件は処分保留で釈放)。前回公判の被告人質問では、薬物への依存度が高いことをうかがわせる場面も。あらかじめ準備した答えを思い出しながらポツポツ話す一方、覚醒剤の話になるとレスポンスがやたら早く、使用状況などをスラスラ答えていた。

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