バルセロナが大バーゲン 100億円以上の値引きでブラジル代表を放出へ

バルセロナのMFフィリペ・コウチーニョ(ロイター)

破格の大バーゲンだ。スペイン1部バルセロナが所属するブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ(28)を格安で売却する方針を固めたと、英紙「デーリー・スター」が24日に報じた。

2018年にイングランド・プレミアリーグのリバプールから移籍金1億2000万ポンド(178億8000万円)でバルセロナに加入するも、思うようなパフォーマンスを発揮できていない。昨季はドイツ1部バイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍。今季からバルセロナに復帰するもケガで苦しんでいる。

同紙はコウチーニョについて「バルセロナでは1億2000万ポンドが正しかったことを示せていない。スペインのクラブは8500万ポンド(126億7000万円)の損失を被る覚悟ができている」とし「夏の移籍期間中にフィリペ・コウチーニョをわずか3500万ポンド(52億1000万円)で売却する準備ができている」と伝えている。

バルセロナは総額1400億円以上の債務を抱えており、借金返済がクラブ再建の第一歩とされている。そこで100億以上の損失もいとわず〝不良債権〟となったコウチーニョを放出し、少しでも資金を得たい考えのようだ。値引きについても新型コロナウイルスの影響で欧州各クラブも資金繰りが厳しい中、確実に売れる値段を設定したとみられている。

コウチーニョとバルセロナの契約は2023年までの残っているが、この夏の動向が注目だ。

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