楽天・涌井10度目の開幕登板に熱い思い「初陣の石井監督にウイニングボール渡したい」

楽天・涌井

楽天・涌井秀章投手(34)が25日、10度目の開幕登板に向け淡々と熱い思いを語った。

この日、チームとともに本拠地・楽天生命パークで最後の調整を行った昨年のパ・リーグ最多勝右腕。前日会見では「自分にとってではなく全野球選手にとって特別な日だと思う」と26日の開幕戦に言及した。

西武、ロッテ時代を含め通算10度目の栄誉となる開幕マウンドに上がることについては「監督の初陣を任されたことに関してはうれしい。何かしらの縁もあると思うので、明日は勝ってウイニングボールを渡したいというのはずっとイメージしてやってきた。そのイメージ通りになればいい」と西武時代から慕ってきた石井監督への思いを語った。

最終調整となった19日のヤクルト戦(神宮)では4回途中7安打8失点と不安を残す内容。しかし、通算144勝右腕は「もう長いことやっているので、(重要なのは)ある程度結果よりも自分が満足できる内容だと思う。オープン戦の結果がどうとかは関係ない」と26日の日本ハム戦で明確な結果を出すことだけを見据えていた。

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