在宅勤務のリアルを聞いてみた 第5回 在宅勤務、メリットとデメリットどちらが大きい?

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新型コロナウイルス流行を機に、導入する企業が急速に増えた在宅勤務・テレワーク。場所や時間にとらわれない新しい働き方としても注目を集めているが、その一方で様々なデメリットも指摘されている。そこで今回は、マイナビニュース会員506名のうち、在宅勤務中の282名に「在宅勤務のメリット・デメリット」を聞いてみた。

Q. コロナ禍で出社型から在宅勤務になりましたか?

はい 55.7%
いいえ 44.3%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)在宅勤務にメリット・デメリットどちらを感じることが多いですか?

メリット67.7%
デメリット 32.3%

Q. どのようなメリットがありますか? そう思う理由を教えてください。(自由回答)

新型コロナ感染リスクが減る

・「コロナ感染のリスクが少ない」(66歳男性/愛知県/その他/専門職関連)
・「やはり今の時期は、感染予防効果が大きいということだと思う。特に、朝の満員電車に乗らなくて済むというのは最大の感染予防効果だと思う」(58歳男性/埼玉県/生命保険・損害保険/営業関連)
・「外出しないので、感染しない」(57歳男性/大阪府/専門商社/営業関連)

通勤時間の削減

・「通勤時間がなくなったので、朝の食事の準備や子どもの世話が楽になった」(41歳女性/青森県/サービス(その他)/事務・企画・経営関連)
・「出勤しなくてすむので、通勤時間などが有効に使える」(35歳男性/大阪府/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
・「通勤時間が片道1時間30分かかるので1日3時間余裕ができる」(48歳男性/愛知県/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連)
・「通勤時間がなくなるので、その分朝ゆっくりできるのがうれしいし、電車に乗らないことで人に接する機会が減ってうれしいです」(57歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/IT関連技術職)

仕事に集中できる

・「オンライン会議にも慣れてきて、仕事に集中できて、生産性が上がったと感じている」(60歳男性/東京都/その他金融/営業関連)
・「職場よりも集中して仕事がしやすいですね。どうしても、職場はザワザワして、騒々しいです」(44歳男性/京都府/輸送用機器(自動車含む)/技能工・運輸・設備関連)
・「雑音や余計な雑談がなく、仕事に集中できる」(38歳男性/静岡県/その他電気・電子関連/メカトロ関連技術職)

家族との時間が増えた

・「子どもとの時間が増えました」(36歳男性/三重県/農林・水産/建築・土木関連技術職)
・「家族と一緒にいられる」(65歳男性/岩手県/電力・ガス・エネルギー/公共サービス関連)

自分のペースで仕事できる

・「マイペースでやれる」(52歳女性/長崎県/その他/事務・企画・経営関連)
・「自分のペースで周りの雑音気にせず業務できる」(42歳男性/大阪府/インターネット関連/販売・サービス関連)

ストレスからの解放

・「不要な人付き合いのストレスから解放される」(41歳男性/埼玉県/食品/営業関連)
・「周囲の目がない時間が多いので、精神的にリラックスできる」(46歳男性/兵庫県/物流・倉庫/販売・サービス関連)

Q. どのようなデメリットがありますか? そう思う理由を教えてください。(自由回答)

コミュニケーションがとりづらい

・「組織がしっかりとまわっているか、コミュニケーションがいつもより少ないためわかりにくく、不安に感じる時がある」(41歳男性/埼玉県/通信関連/営業関連)
・「社員同士の連絡が少なくなってきた」(52歳男性/大阪府/銀行/営業関連)
・「コミュニケーション不足になり、業務がうまく進まない」(57歳男性/埼玉県/その他メーカー/事務・企画・経営関連)
・「コミュニュケーションがうまくとれず、作業が二度手間になることがあった」(44歳男性/千葉県/サービス(その他)/その他技術職)

効率・生産性の低下

・「やはり現場で仕事をしたほうが効率がいい」(53歳男性/鹿児島県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連)
・「基本、対人の仕事なので業務が遅れてきます」(59歳男性/茨城県/ガラス・化学・石油/営業関連)
・「相談相手や会話する相手がいないので仕事の効率が上がらない」(30歳女性/大阪府/建設・土木/事務・企画・経営関連)

だらけてしまう

・「サボれる時間が多いので、ダメ人間になりそう」(47歳男性/兵庫県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「だらけてしまうので仕事が進まない」(43歳男性/千葉県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「周りに目がないのでだらだらしてしまう」(43歳男性/京都府/食品/事務・企画・経営関連)

健康に悪影響

・「時間の感覚のメリハリがなく、運動不足解消が必要」(44歳男性/兵庫県/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「腰が疲れる。身体への悪影響が強い」(59歳男性/埼玉県/リース・レンタル/営業関連)
・「身体を動かす機会が減り、健康が心配」(42歳女性/神奈川県/ドラッグストア・調剤薬局/その他技術職)

集中できない

・「集中力がなかなか出ない」(46歳男性/岐阜県/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「仕事に集中できないことと、システム環境が劣ること」(57歳男性/東京都/その他/専門職関連)

オンオフの切り替えができない

・「仕事とプライベートの切り替えが難しい」(39歳男性/神奈川県/放送・新聞/営業関連)
・「切り替えがパッとできない性質なので、仕事と生活との境目がなくて、休んでいても仕事のことを考えたり、空いた時間に仕事に手をつけてしまったりしてちょっと疲れる」(35歳女性/熊本県/不動産/事務・企画・経営関連)
・「仕事で嫌なことがあっても会社や帰り道で解消というか気持ちを消化できたけど、今は家にたまる一方で、数カ月ごとにストレスが爆発します。あと電話でのやりとりならいいのですが、Web会議でカメラをONにしないといけないので、プライベートに入り込まれている気がしてとても嫌です」(44歳女性/東京都/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)

総評

「在宅勤務にメリット・デメリットどちらを感じることが多いですか?」と尋ねたところ、「メリット」と答えた人が97.7%と多く、「デメリット」は32.3%だった。

在宅勤務の最大のメリットは「新型コロナ感染を防げる」ことだが、それ以外の回答で最も多かったのが「通勤時間の削減」。通勤時間が減ったことで、3~4時間の空き時間ができたという人も。その分、趣味や勉強、家事などに充てることができているそうだ。他にも、通勤がなくなったことのメリットとして、「支度や通勤時間分がほぼ睡眠にあてられるため体がラク」「交通費がかからない」「人混みのストレスが無くなった」といった声が寄せられた。

「仕事に集中できる」という声も多かった。静かな環境で、自分のペースで仕事ができるため、集中でき生産性があがったとのこと。「社内電話を取らなくてもよい」という利点もあるようだ。この他にも、「上司や同僚との無駄話が減る」「自分の好きな時に休憩が取れる」「社内電話を取らなくてもよい」といった点が挙げられた。

一方「デメリット」としては、「コミュニケーション」の問題を挙げた人が多かった。テレビ会議では会話が一方通行になりがちで、「相手が話しているときに声がかけづらい」と悩む人も。他にも、「客先とのやり取りが電話となり、面談に比べ距離を感じる」「同僚とは面と向かって話さないと、逆に遠慮してしまい、本音が出ていない」といった悩みが寄せられた。対面と比べて相手の様子が把握しづらいため、すれ違いや、心理的な距離感が生まれやすいのかもしれない。

「効率・生産性の低下」に悩む声も。「他部署との連絡手段がメールになるため、時間がかかる」「メンバーの進捗がわからない」「上司に確認するのに手間取る」といったことで、仕事がなかなか進まないそう。仕事で分からないことがあってもすぐ人に聞けず、調べる資料も手元にないため、結局会社に行かなければならない……という声もあった。デメリットとしては他にも「孤独を感じる」「慣れないからイライラする」「家事が大変で休まる間がない」などが挙げられた。オフィスワークも在宅勤務も一長一短。向き、不向きがあるのかもしれない。

__調査時期: 2021年3月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506名
調査方法: インターネットログイン式アンケート__

※写真と本文は関係ありません

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