2050年“カーボン・ニュートラル”達成を目指し、政府と大学学長らが意見交換

経済産業省、文部科学省、環境省は、2021年3月23日、カーボン・ニュートラル※達成に向け、政府関係者と大学の学長が意見交換をするサミットを開催した。

2050年のカーボン・ニュートラル達成に向けては、国や地域の変革に向けた知見の創出・普及の使命を担う大学の役割に大きな期待が寄せられている。

そこで、政府は、大学等間の連携を強化するための「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の立上げに向け、参加予定大学の学長等が一堂に会し、萩生田文部科学大臣、小泉環境大臣、江島経済産業副大臣とともに、大学等の貢献の在り方などについて意見交換等をするサミットを開催した。

「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」とは、大学が、国、自治体、企業、国内外の大学等と連携し、国・地域の脱炭素化等に資する研究開発や社会実装の推進、地域やキャンパスのゼロカーボン化などに係る機能や発信力を高め、カーボン・ニュートラル達成を目指す大学等間ネットワークで、全国120の国公私立大学等および研究機関が参加し、2021年夏に立上げを予定している。

サミットには、本コアリションに参加予定の東海国立大学機構の松尾清一機構長をはじめ、千葉商科大学の原科幸彦学長、北陸先端科学技術大学院大学の寺野稔学長と永井由佳里副学長、三重大学の梅川逸人副学長、北九州市立大学の松尾太加志学長が参加。各大学の取組と決意を述べた。

大学等コアリション 参加予定大学等一覧は以下、120大学等( 国立大学等52校、公立大学12校、 私立大学49校、研究機関7)。

【大学・大学共同利用機関】

(国立大学等)北海道大学、室蘭工業大学、北見工業大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、茨城大学、筑波大学、宇都宮大学、群馬大学、千葉大学、東京大学、東京外国語大学、東京農工大学、東京工業大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、一橋大学、横浜国立大学、新潟大学、長岡技術科学大学、富山大学、金沢大学、福井大学、信州大学、岐阜大学、静岡大学、名古屋大学、豊橋技術科学大学、三重大学、滋賀大学、京都大学、京都工芸繊維大学、大阪大学、神戸大学、島根大学、岡山大学、広島大学、山口大学、愛媛大学、九州大学、長崎大学、熊本大学、宮崎大学、政策研究大学院、北陸先端科学技術大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学、人間文化研究機構、総合地球環境学研究所、高エネルギー加速器研究機構

(公立大学) 宮城大学、秋田県立大学、茨城県立医療大学、山梨県立大学、長野県立大学、滋賀県立大学、京都府立医科大学、大阪市立大学、大阪府立大学、公立鳥取環境大学、山口県立大学、北九州市立大学

(私立大学) 足利大学、作新学院大学、日本工業大学、千葉商科大学、江戸川大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、上智大学、聖心女子大学、専修大学、中央大学、東海大学、東京理科大学、東邦大学、文化学園大学、法政大学、東京都市大学、明治大学、早稲田大学、国際基督教大学、創価大学、東京工科大学、文化ファッション大学院大学、事業構想大学院大学、神奈川大学、新潟国際情報大学、金沢工業大学、静岡理工科大学、愛知工業大学、日本福祉大学、名城大学、中部大学、藤田医科大学、同志社大学、佛教大学、龍谷大学、京都先端科学大学、関西大学、近畿大学、神戸学院大学、神戸国際大学、武庫川女子大学、岡山理科大学、広島工業大学、四国大学、福岡工業大学、日本経済大学、福岡大学、長崎国際大学

【研究機関】

科学技術振興機構、理化学研究所、産業技術総合研究所、 新エネルギー・産業技術総合開発機構、国立環境研究所、地球環境産業技術研究機構、地球環境戦略研究機関

※カーボン・ニュートラルとは、「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」取り組み。“排出を全体としてゼロ”は、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いてゼロを達成することを意味している

参考:【経済産業省】カーボン・ニュートラル達成に向けた大学等の貢献に係る学長等サミットを開催します

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