阪神・藤浪 5回で103球2失点…開幕は制球に苦しみ “不完全燃焼” 降板

5回、ワイルドピッチで失点した阪神・藤浪(左)

阪神・藤浪晋太郎投手(26)が26日のヤクルト戦(神宮)に開幕投手として登板。5回を投げ、5安打5四球2失点の内容でマウンド降りた。

勝負の3年目を迎える矢野政権を勢いづかせるためプロ9年目にして初の大役を任された右腕だったが、復活を印象付ける投球とはならなかった。味方の失策にも足を引っ張られ、毎回のように先頭打者を出す苦しい投球内容。5つの四球に象徴されるように、課題だった制球にも苦しんだ。勝ち投手の権利の手をかけた1点リードの5回には、一死満塁から塩見に暴投を投じ同点に。右打者の内角高めに抜ける球も散見された。

5回までに103球を費やした右腕の降板を矢野監督も、この回限りで交代を決断。最低限、先発投手として試合はつくった格好だが、不完全燃焼ぎみな今季初陣となってしまった。

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