朝ドラで好演を見せる前田旺志郎の歩み

イメージ

杉咲花が主演を務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」の第16週「お母ちゃんて呼んでみ」(第80回)が26日に放送され、家族の温もりを知らず心を閉ざしていた寛治役を演じた前田旺志郎の演技に大きな反響が巻き起こっている。

同日の見せ場は、寛治が千代(杉咲)と一平(成田凌)の気遣いに触れ涙を流すシーン。その姿に、ネット上では「涙が止まらない」といった反響が多数寄せられた。

俳優としての活動が目立つ前田だが、もともと、兄・航基とともにお笑いコンビ・まえだまえだとして活動していた。

「2007年7月コンビを結成。2007年の12月に当時人気だった日本テレビ系の『エンタの神様』に初登場。2011年11月には新宿角座で演芸史上最年少の単独お笑いライブを行うなど、将来を嘱望されていた。『徹子の部屋』に兄弟そろって出演した際には、若手芸人にしては珍しく、司会の黒柳徹子のペースに惑わされることがなく肝が据わっているところを見せ付けた」(芸能記者)

しかし、兄弟揃って主演を務めた2011年6月公開の映画「奇跡」で見せた演技が国内外で高く評価され、兄弟そろって俳優としての才能が開花。

近年はコンビでの活動は休業状態。前田は、NHK大河ドラマ「平清盛」、「いだてん~東京オリムピック噺~」、映画「海街diary」などに出演。

今後は、いずれも公開を控える映画「キネマの神様」、「うみべの女の子」に出演する。

「弟はどうか分からないが、兄は、高校卒業前に出演したバラエティー番組にて『また漫才がしたい』と発言。ほかの分野で才能を磨いた2人がステージに立てば、以前よりもグレードアップした漫才を聞かせてくれるのでは」(テレビ局関係者)

コンビの活動再開が待ち望まれる。

© 株式会社ジェイプレス社