アジア系憎悪に抗議 集会に市長候補も参加 <マンハッタン>

ジョージア州アトランタでアジア系女性ら8人が犠牲になった連続銃撃事件を受けて、マンハッタン区チャイナタウンのコロンバスパークで21日、アジア系を標的としたヘイトクライム(憎悪犯罪)に抗議する集会が行われ、数百人が参加した。22日付amニューヨークが伝えた。

抗議集会には、ニューヨーク州議会のジョン・リュー上院議員(クイーンズ区選出)も参加し、コロナ禍の長期化を背景としてアジア系に対する憎悪犯罪が次々と起こっていると指摘した。

民主党の元大統領候補でニューヨーク市長選に出馬している、アンドリュー・ヤン氏も妻のエブリンさんと共に演壇に上がり、大きな歓声で迎えられた。ヤン氏は、市長としての最初の政策課題に、NYPDのアジア系ヘイトクライム・タスクフォースおよびNYPDに十分な資金を提供することを挙げた。この公約に対しては、歓声だけでなく、NYPDへの資金援助打ち切りを支持する人々からやじも飛ばされた。ヤン氏はさらに、憎悪犯罪を目撃した際には声を上げるよう、ニューヨーク全市民に訴えた。

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