異色ユニット"山本譲二&松居直美"に綾小路 翔(氣志團)が楽曲提供! 令和初(⁉)デュエットソングでヒットを目指す!

「3年目の浮気」、「愛が生まれた日」、「ロンリーチャップリン」……これまで数多くのデュエットソングがある中、令和の時代にデュエットソングでヒット曲を生み出したい。そんな思いで、畑は違えど長年第一線で活躍してきた演歌界から山本譲二、そして各方面でマルチに活躍する松居直美がタッグを組んだ。

面識はあったものの、共演の数は多くなかったこの2人が2020年に久々のステージ共演をきっかけに、デュエット曲発売の企画が即立ち上がった。山本譲二と松居直美、この組み合わせだけでもすでに異色といえば異色。しかし、デュエットし、加えてヒットを目指すには、さらなる化学反応が必要な中、作家としてPOPS・歌謡曲にも精通しており、今の時代に発信力抜群の綾小路 翔(氣志團)に白羽の矢が立った。

何の脈絡もなくオファーしたところ、二つ返事で快諾した綾小路だったが、楽曲依頼を受けた時の彼の第一声は

「ホントに俺で間違いないですか……?」

だった(以下、綾小路 翔コメントより)。

デュエット曲には様々な世界観・テーマがあるが、今作は、酸いも甘いも味わってきたこの2人にしか出せない大人の恋のうた。だが、出来上がったその歌詞には、2人が経験したことのないサウンドがついていた。

「曲をもらってすぐに家で聴いたんですよ。最初、わけがわからなかったです。もらう曲、間違えているんじゃないの?」

と山本譲二。そこで一緒に聴いていた実の娘から

「お父さん! これ歌ってよ! 歌えたら超かっこいいよ。71歳のお父さんがこんな曲にチャレンジするのってとってもいいことだよ」

、その言葉で山本譲二に火がついた。

一方、松居直美も久しぶりの新曲リリースな上、未経験の曲のリズムに戸惑っていた。

「翔さんの音楽性の高さに触れさせてもらえることがうれしいんですが、なかなか思うようには歌えなくて……」

(松居)

松居も山本と同じく、子どもからの声に背中を押されたという。その期待に応えるべく、孤軍奮闘開始。YouTubeで自らボイトレの先生を探し、レッスンするという気合いの入りよう。

「何度も、リズムが遅れてます! って怒られながら練習しました」

と語る。

そして完成したのが4月21日に発売する、シングル「事実は小説よりも奇なり」。

このタイトル、「現実に起こる出来事は、作られた小説よりもかえって不思議で面白い」ということわざが示す通り、男と女の“奇なる”恋愛事情を、軽快かつドラマティックな曲に仕上がっている。

「はやく皆さんの前で披露したい!」

と息巻く2人。いまだおさまりきらないコロナ禍のため、この“掛け合い”を直接披露する場はまだ先にはなるが、4月21日(水)のCDの発売より一足早く、4月18日(日)には山本譲二と松居直美の二人で、初のネットサイン会を生配信で行なう(視聴無料)。そこで二人は思いの丈を存分にぶつけるだろう。

綾小路 翔 コメント(全文)

楽曲制作のご依頼を頂いた時、最初に発した言葉は「ホントに俺で間違いないですか…?」

でした。だってそうでしょ? 一番無さそうでしょ?

でも間違いないと…。マジかよ! って。

当然、二つ返事でお受けさせて頂きました。

こんな名誉なことないですもん。

構想なんて何にもないままでしたが。

実際作り出したら色々焦りました。

デュエットってこんなに難しいんだって。

とは言え、あれだけの歌唱力をお持ちのお二人。

思いっきり好き勝手やらせて頂き、本当に楽しかったです。

テーマは「僕らが恋に落ちる理由」

芸事に人生を捧げ、これまで多くの偉業を成し遂げ、酸いも甘いも噛み分けたお二人が、

それでもまだ歌い続けるモチベーションとは一体何だろう?

その疑問こそが今作のテーマへと繋がりました。

幾つかの経験をしたばかりに、我々は恋をすると、必ず辿り着いてしまう先を知っている。

「これ以上人を愛せることなんてない」

「これ以上傷つきたくない」

それなのに、それでもまた恋に落ちてしまう。

もしかしたら、お二人にとって歌とはそういうものなのかなって。

年齢を重ねると、今から何かを始めるには遅すぎると思ってしまうようになります。でも本当にそうだろうか? 逆に、諦めるには早すぎるんじゃないのか? とも思うんです。今回、お二人も今までのキャリアではあり得ない楽曲にチャレンジして下さりました。これには相当な勇気が必要だった筈ですし、何ならやらなくてもいいことだったのかも知れません。だけどいつだって冒険心や探究心を忘れずに前へ踏み出す、そんなお二人のエンターテイナー魂に自分は感動したんです。

人生って何が起こるかわからない。だけど結局は自分次第。世知辛い世の中だけど、明日が少しだけ待ち遠しくなる曲が出来ました。この曲が誰かの背中をソッと押せる作品になっていれば嬉しいです。

最後にこの場を借りて一言だけ言わせて下さい。

父さん、母さん、やったよ!

俺、あの山本譲二さんと松居直美さんに曲を書いたよ! ウェーイ!!

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