諫早市長選28日投開票 現職と2新人 市議選、県議補選も

 任期満了に伴う諫早市長選と市議選(定数26)、欠員に伴う県議補選諫早市区(被選挙数2)は28日投開票される。市長選は現職、新人2人が三つどもえの争いを展開。市議選は現職、新人計32人、県議補選同市区は新人4人がそれぞれ激戦を繰り広げている。

 投票はいずれも28日午前7時から午後6時まで76カ所で行われ、午後7時半から市中央体育館(小船越町)で即日開票する。市長選は午後10時、県議補選同市区は同11時、市議選は29日午前0時ごろに大勢が判明する見通し。
 市長選は、新人で前県議の大久保潔重(ゆきしげ)氏(55)、新人で元国土交通省職員の山村健志(つよし)氏(47)、4期目を目指す現職の宮本明雄氏(72)=届け出順、いずれも無所属=の3人が立候補。
 大久保氏は「感染症と自然災害に強いまちづくり」を掲げ、「草の根」で支持拡大に奔走。山村氏は市民との対話を重視し、「10年後、人口1万人増」「誰もが住みたいまち」を目指す。宮本氏は3期12年の実績と経験を強調。「50年に1度のまちづくり」の総仕上げを訴える。
 市議選は現職21、新人11の計32人が立候補。今回から定数が30から26に削減され、激戦となっている。
 県議補選同市区には、元諫早市議で自民党推薦の千住(せんじゅう)良治氏(48)、前同市議で無所属の松永秀文氏(42)、前同市議で自民公認の坂口慎一氏(41)、共産党県中部地区委員会県政対策委員長で同党公認の本山敏彦氏(59)の新人4人が立候補している。
 選挙人登録者数(有権者数)は11万2764人(男5万2585、女6万179)=20日現在、市選管調べ=。


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