八郎岳で間伐作業 メイン登山道が1年間、平日通行止め

©株式会社長崎新聞社

間伐作業中も常時通行できる八郎岳登山道の迂回路の入り口=長崎市平山町

 長崎市最高峰の八郎岳(標高590メートル)で29日から県営林の間伐作業が始まるのに伴い、平山町のメイン登山道が1年間、土日を除く平日通行止めとなる。迂回(うかい)路は常時通行できる。県は安全確保のため作業区域に入らないよう注意を呼び掛けている。
 県によると、間伐は山頂一帯の41.3ヘクタール。50~60年前に植林したヒノキで、間伐が進んでいなかった。密集した人工林を間引き、山を保全して災害防止を図るとともに、木材として活用する。伐採するのは2300立方メートルで、このうち850立方メートルを販売する計画。
 主な登山道は5ルートあり、常時通行できるのは平山町の市民農園先の登山道から千々峠、小八郎岳を経由して山頂に至るルート。山頂から市民の森方面へも常時通行できる。県は各登山道の入り口と間伐区域に看板を立てて注意を促す。
 当初は全ての登山道を日曜日以外は通行止めにする計画だったが、地元の要望を受けて変更した。平山町自治会長の松尾英昭さん(69)は取材に「間伐はいいことだが、平日も登山者がいる。県外からもバスで団体の登山者が訪れるので周知してほしい」と話した。