25日の韓国戦(日産ス)で相手選手からヒジ打ちを受けた日本代表DF冨安健洋(22=ボローニャ)が回復ぶりをアピールした。
後半23分にMF李東炅(イ・ドンギョン=23、蔚山)のヒジが顔面に入り、口から流血。状態が心配される中、27日のオンライン取材では「全然大丈夫。応急処置をしたし、練習も試合も問題なくできる。歯が半分折れっちゃったって感じ。とりあえず応急処置して、見た目は元に戻った。元々痛くなかったので、見た目が治ればいいかな」と笑顔を見せた。
李東炅からはすでに謝罪のメッセージが届いたといい「相手の反応からしてもわざとではないと感じた。手を使って相手のFWをコントロールするのを意識してやっていた。駆け引きのところで腕を使っていて、それを払おうとして、僕の歯にたまたま当たっただけだと思っている」と振り返った。
現在はA代表の活動と並行して、東京五輪世代の選手たちも活動中で、冨安は26日のU―24アルゼンチン戦(東京)を視聴。0―1で敗れたものの、29日にも試合があることから「次は結果を出してほしい」とエールを送った。
今回は東京五輪世代で唯一A代表に選出。当然、約4か月後の東京五輪でも主力としての活躍が期待されるが「A代表でやっていること、ボローニャでやっていることをそのまま出すだけ。いつもやっていることを出すだけ」ときっぱり。あくまで自然体を貫く覚悟だ。