5年ぶり代表復帰のイブラヒモビッチ「俺にはやるべきことがある」

イブラヒモビッチ(右)が代表に復帰(ロイター)

今季イタリア1部ACミランに復帰して大活躍を続けるFWズラタン・イブラヒモビッチ(39)の向上心は尽きることはない。25日に行われたカタールW杯欧州予選のジョージア戦では決勝ゴールをアシストして1―0の勝利に貢献。その試合を振り返った超人ストライカーは「俺には衝動的にプレーできるスキルがある。そう、それは忍者のような動きだ。39歳であっても俺にはできるんだ」と一線級でプレーすることに自信を深めた。

2016年欧州選手権を最後に代表引退を表明したが、国内外では常に復帰話が取り沙汰されてきた。そして今回、39歳173日でピッチに立ち、スウェーデンの代表最年長出場記録を大幅に更新。「素晴らしい気分だ。試合は簡単ではなかったが、勝利と勝ち点3を手にできた。俺たちが一緒に練習をしてまだ3日。このチームはもっと良くなる」と上機嫌に語った。

イブラヒモビッチには思い残したことがある。

「俺にはW杯でやるべきことが一つある。それはW杯本大会でのゴール。まだ俺はゴールを決めたことがない。これこそ、俺が破らなければいけない壁。ノーゴールで終わることはできない」

これまで02年日韓大会、06年ドイツ大会のW杯2大会に出場しているが、若さもあって力を出し切れずに無得点に終わっている。だが円熟味を増した今なら、無念を晴らすことも夢ではなさそうだ。

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