今夏公開『イン・ザ・ハイツ』で主演を務める俳優アンソニー・ラモスが新曲を公開

俳優、シンガー、ソングライターとしてマルチな才能を発揮するアンソニー・ラモス(Anthony Ramos)が、2021年3月26日に新曲「Say Less」を発表した。この楽曲は、これから発売される彼のセカンド・アルバムの先行楽曲であるこの新曲についてアンソニーはこう語っている、

「この曲は、私が今、人生の中で置かれている状況、20代から30代への移行を表しています。夜更かしのための曲ですね」

<動画:Anthony Ramos – Say Less (Official Audio Visualizer)

アンソニー・ラモスは続けてこう語る。

「私の最初のアルバムは、本当に自伝的なもので、自分の人生や身の回りに起こったことについてでした。次のアルバムは、より感覚・感情的なもの、人間の暗い部分を表現したいんです。これまで公にしてこなかった自分の側面、つまりセクシャルな側面をね」

ブルックリン出身の彼が最初に有名になったのは、アメリカ建国の父の一人であるアレクサンダー・ハミルトンの生涯をヒップホップで綴って大人気となったミュージカル『ハミルトン』で、ジョン・ローレンスとフィリップ・ハミルトンの二役を演じたことだった。2018年には映画『アリー/スター誕生』でレディー・ガガが演じるアリーを支える親友ラモンを演じてさらなる評価を得た。

同年、『The Freedom EP』でレコーディング・アーティストとしてのキャリアをスタート。程なくしてメジャーレーベルであるRepublic Recordsと契約し、デビューアルバム『The Good & the Bad』を発売した。このアルバムは、ラモスの生い立ちと、彼の愛するニューヨークとのつながりに焦点を当てたパーソナルな楽曲集となっている。

昨年の夏、ラモスは次のアルバムに向けて最初の楽曲「Stop」を発表。このシングルはパンデミック前に作られたものだったが、2020年3月以降には新たな響きを帯び、リスナーに一旦立ち止まって、自分の人生を最大限に活用することを促す曲となった。ミュージックビデオには、新型コロナウイルスによって仕事を失った実在の理容師、アンソニー・ペインが登場する。彼は人生を見つめ直し、Black Lives Matterへの寄付と引き換えに、歩道で人々の髪を切り始めた人物だ。

またラモスは、R&Bスターのサマー・ウォーカーと組んで、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「If You Want Me to Stay」を歌唱している。このシングルはCrown Royal社の依頼で制作され、その収益はMain Street Allianceを通じて米国の中小企業に寄付された。

ラモスは、リン=マニュエル・ミランダが作り上げたブロードウェイ・ミュージカルでありミランダ自身が制作、『クレイジー・リッチ!』で大成功を収めた監督ジョン・M・チュウによる映画『イン・ザ・ハイツ(In The Heights)』で主役ウスナビを演じている。この映画は全米で2021年6月11日に劇場およびHBO Maxで公開予定、日本公開は今夏公開予定となっている

さらにラモスはHBOのエミー賞受賞シリーズ『イン・トリートメント』に出演し、ウゾ・アドゥバと共演する。さらに、Calvin Kleinの2021年春の新キャンペーンでは、メーガン・ザ・スタリオンやジェイコブ・エロルディなどのスターと一緒にラモスが起用されている。

Written By Sophie Smith

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アンソニー・ラモス「Say Less」
2021年3月26日発売

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