大相撲春場所14日目(27日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)が大関正代(29=時津風)を押し出して4敗(10勝)を守った。
頭で当たって押し上げ、右に逃れる相手を退けた。持ち味のスピードと力強い突き押しで前日の朝乃山(27=高砂)戦に続いて大関を撃破。好調を維持したまま千秋楽を迎える。
大一番の相手は3敗でトップの関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)。勝てば優勝決定戦に持ち込めるが、本人は「今までやったことしか出ないので今日から何をするとかないけど、一生懸命やりたいと思います」と淡々と話す。逆転Vを実現できるか。