【ドバイワールドカップ】これが日本馬の底力! チュウワウィザードが価値大の銀メダル

「世界決戦」を制したミスティックガイド(ロイター)

ドバイ首長国連邦で行われた世界最高峰のGⅠ競走のひとつ、ドバイワールドカップ(現地時間27日=メイダン競馬場、ダート2000メートル)に日本からチュウワウィザード(牡6・大久保厩舎)が参戦。好スタートから攻めて行き、好位のインにつけると勝負どころでは一旦手応えを悪く見せたが、直線エンジンを再点火し、しぶとく伸びて2着に入った。

オールウェザーコース(タペタ)だった11年にヴィクトワールピサが勝ち、トランセンドが2着と日本馬がワンツーを決めたことはあったが、ダートコースで施行されたドバイWCでは、01年トゥザヴィクトリー以来となる日本馬最高タイの価値ある2着。スマートファルコンやヴァーミリアンなど歴史的名馬が歯が立たなかったダートの世界決戦での銀メダルは、誇れる結果だ。

勝ったのはミスティックガイド(牡4・Mスティッドハム厩舎=米)。鞍上のL・サエス騎手は「いい位置を取れてリラックスできた。この馬がチャンピオン」と誇らしげに語った。

なお、グレイトスコット(騸5・Aミシュリフ厩舎=沙)、ミリタリーロー(騸6・Mアル・メイリ厩舎=首)の2頭はレース前に放馬したため出走取り消しとなった。

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