【センバツ】中京大中京の畔柳 500球の球数制限に指揮官は「1戦必勝なのでいけるところまで…」

中京大中京・畔柳亨丞投手

プロ注目の剛腕、畔柳亨丞投手(3年)を擁する中京大中京(愛知)が球数制限を考慮してエース中心の継投策で東海大菅生(東京)との準々決勝に臨む。

雨天中止になった28日、高橋監督は室内練習場で畔柳をノースローとし、他の投手の投球練習をチェックした。今大会から球数制限が設けられ、1人の投手の投球総数は1週間に500球まで。畔柳は3月25日の初戦から2戦を終えて241球となり、準々決勝と準決勝(3月31日)までが1週間以内に当たる。

残り259球に高橋監督は「その球数なら力を発揮してくれると思う。明日以降も範囲の中でやっていく。ただ1戦必勝ととらえているので、いけるところまで。明日畔柳で行くか、他にするか…。基本的には畔柳に任せたい。相手への圧力にもなる」と悩ましい胸中を吐露した。

一方の東海大菅生の栄塁唯主将(3年)は「プロ注目のいい投手だけどまっすぐが荒れて高めに浮いている。そこでランナーをためて得点につなげたい」と自信をのぞかせた。

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