命名「ラパンパラ」――。阪神のジェフリー・マルテ内野手(29)が29日のヤクルト戦(神宮)で今季1号ソロを含む3打数2安打2打点の活躍。8―2の大勝に大きく貢献した。
3回にソロアーチを放った際には、ベンチでナインたちと一斉に「弓引き」のポーズをする新パフォーマンスを披露した背番号31。「チームも勝ちましたし、うれしいですし、気持ちですし最高です。ボールもよく見えていたので、いつも通りゾーンにきた球を打ちました」と上機嫌で会心の一打を振り返った。
件の「弓引き」パフォーマンスをマルテは「ラパンパラ」と命名。実は前日27日のヤクルト戦開始前に円陣で「俺がホームランを打ったら、皆でこのポーズをやってくれ」とナインに〝要請〟しており、文字通りの有言実行弾となった。
ちなみに、この円陣での一幕は球団公式インスタグラムでも見ることが可能。どういうわけかマルテの声出し時には、チームメートの坂本誠志郎捕手(27)が通訳を務めている。明大卒の頭脳派捕手はスペイン語も堪能なのか…。
ともあれ開幕3連勝を飾ったチームの雰囲気は極めて上々。マルテも「いつも自分の打席で(ナインが)応援してくれている。いいチームメート、ベンチで(ラパンパラを)皆でやれて楽しかった」と笑顔で語り帰途に就いた。