元NMB48の内木志がたやのりょう一座に出演 「セリフがダイレクトに響いて来る」と共演者感嘆

ちょっと変わった役どころという内木

アイドルグループNMB48の元メンバーで女優の内木志が、たやのりょう一座第7回公演「あゝ涙乃橋商店街」に出演する。東京都台東区浅草の「木馬亭」にて、4月21日から28日までに全11公演。

つかこうへい作品や冒険活劇を上演してきた、たやのりょう一座が新作に選んだ本作は、昭和を舞台にした人情劇で、「一座人情劇場」と名付けられたオリジナル作品第2弾となる。コロナ禍で人と人の距離が離れて、効率化が進んだ現代に問う笑いと涙を誘う作品。

昨年10月の第6回公演に続き、2回目の出演となる内木は「今回は、ちょっと変わった役どころを演じるので、どんなふうになるのかとても楽しみです! このようなご時世の中、舞台に立てること、必要とされたこと、また皆さんにお芝居を見ていただけることに感謝し、精一杯演じますので、ぜひ皆さん劇場に足をお運びください!」と語る。

前作で演出を担当し、本作で6年ぶりに役者に復帰する劇団☆新感線の俳優こぐれ修はこう語る。

「今回、内木さんは自分の相手役となるのですが、演出家として接する内木さんと、相手役としての彼女はまるで違います。演出家として見る内木さんは、透明感や凛とした立ち姿が印象的なんですが、役者として彼女のセリフを受けると(もちろん、場面によりますが)パワーがあって気持ちがダイレクトに響いて来ます。セリフにウソがないと言いますか、確実にセリフ術がうまくなってますね。まだ、稽古序盤ですからこれから本番に向け、さらに成長されるのではないでしょうか」

主演は「美人すぎる劇団員」として知られる糸原美波(元劇団4ドル50セント)。

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