巨人・梶谷が意地の同点適時打! 連日の活躍に元木コーチも脱帽

体勢を崩しながらも同点打を放った巨人・梶谷

古巣相手に意地を見せた。巨人は28日のDeNA戦(東京ドーム)に1―1で引き分けとし、開幕カードを2勝1引き分けと勝ち越しに成功した。

その立役者の一人が「1番・右翼」で先発出場した新戦力・梶谷隆幸外野手(32)だ。この試合でも1点ビハインドの8回、二死一、二塁の好機で試合を振り出しに戻す同点適時打を放った。

連日の活躍で輝きを放った。前日の試合では移籍1号となる満塁弾を放った新戦力が、この日も奮起。試合終盤まで打線が無得点に抑えられる中、8回二死一、二塁のチャンスで打席を迎えると、石田の投じた4球目をうまく捉えて右前適時打に。逆転には至らなかったものの、試合を振り出しに戻す大きな一打とした。

これには元木ヘッドコーチも「嫌な展開の中で梶谷が良くヒット打ってくれて、負けなかったのは大きいよね」と、開幕カードを負けなしで終えられた功績をたたえた。

切り込み隊長としての活躍に期待がかかる梶谷は、開幕戦から「1番打者」としての役割を全う。ここまで3つの四球を選び、打率は1割台ながら出塁率は4割4分4厘と、存在感を発揮している。元木ヘッドコーチは「(梶谷の加入は)やっぱり大きいと思うし、1戦目、2戦目も四球を選んだ。梶谷には『より多く出塁してくれ』というのと、『時には三番打者としていけよ』と言った」と明かし、まさに願い通りの働きを見せてくれているようだ。

連日の快音を弾みに、さらに調子を上げていけば、他球団にとってはより脅威となること間違いなしだ。

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