【ジャンプ】高梨沙羅がW杯個人総合V逃す 最終戦は不本意な7位

高梨沙羅

ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人最終第13戦(ヒルサイズ=HS140メートル)は28日、ロシア・チャイコフスキーで行われ、高梨沙羅(24=クラレ)は7位に終わり、4シーズンぶりの個人総合優勝を逃した。

1回目は126メートルの109・4点の7位にとどまり、2回目に表彰台を狙うジャンプを目指したが、強風の影響で打ち切り。1回目の成績で順位が決まり、不本意な形で最終戦を終えた。そのためW杯第12戦で2位に入った段階で、立っていた個人総合首位から2位に転落。今回の第13戦で3位に入ったニカ・クリジュナル(21=スロベニア)が初の個人総合女王に輝いた。

最終戦こそ運に恵まれなかったが、今季はW3勝を含めて9度の表彰台。昨季は16戦で3度しか立てなかったのに比べると差は歴然だ。来季は北京五輪も控えており、目標とする金メダルへ向けて弾みのつくシーズンとなった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社