森保ジャパンで中核を成している〝リオ世代〟の遅れてきた大物となれるか。
日本代表に7年ぶりに招集されたDF松原健(28=横浜M)が28日にオンラインで取材に応じ、2016年リオデジャネイロ五輪を戦った手倉森ジャパンのメンバーたちへの思いを語った。
自身は右サイドバックのレギュラーとして期待されながら大会直前のけがで本大会には参加できなかった一方で、出場した選手たちは次々と世界へと羽ばたいていった。
当時から親交が深いMF遠藤航(28=シュツットガルト)とは「リオ五輪前のアジア選手権以来のプレーになる。そこは感慨深い。航のほうからLINEをくれて『久々の代表で楽しみにしている』と言ってくれた。当時から航の球際はピカイチだったがドイツに行ってすごみが増している。そこは差が開いてしまったと思うが、今からでも遅くないので少しでも近づけるようにしたい」とコミュニケーションを取っており、今はその背中を追いかける存在だ。
また、当時すでに欧州組だったMF南野拓実(26=サウサンプトン)については「拓実は上に行きすぎちゃって、僕がどう発言していいのか分からないくらい。彼の持っているものを最大限に引き出してきた結果が、(保有元の)リバプールに行ったことなどにつながっていると思う」と世界屈指の名門でプレーするエースは〝雲の上の存在〟と評した。
とはいえ、松原も21歳でA代表に初招集されたように早くから素質が高く評価された逸材。Jリーグで実績を重ね、久しぶりに招集された今回の代表活動を森保ジャパンでのレギュラー取りへの第一歩としたいところだ。