大学入学共通テスト、2025年度から7教科21科目に再編へ

大学入試センターは2025年度大学入学共通テストの出題教科と科目を現在の6教科30科目から7教科21科目に再編する方針を明らかにした。この方針は今後、文部科学省と大学、高校関係者らが協議し、最終決定する。

大学入試センターによると、出題教科は現行の「国語」、「数学」、「理科」、「地理歴史」、「公民」、「外国語」の6教科に新教科の「情報」を加えて7教科とする。

科目は数学が現在の6科目を「数学Ⅰ、数学A」、「数学Ⅰ」、「数学Ⅱ、数学B、数学C」の3科目に再編する。理科は現在の8科目を「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎」、「物理」、「化学」、「生物」、「地学」の5科目とする。

地理歴史は現在の6科目が「地理総合、地理探求」、「歴史総合、日本史探求」、「歴史総合、世界史探求」の3科目、公民は現在の4科目が「公共、倫理」、「公共、政治・経済」の2科目になる。新たに地理歴史と公民にまたがった科目として「地理総合、歴史総合、公共」が設けられる。

国語と外国語はこれまで通り。新教科の情報は「情報」1科目となり、情報Ⅰの内容から出題される。コンピューター上で実施するCBT試験は2025年度からの導入を検討していたが、2025年度は紙の上で実施する方式とし、検討を継続するとしている。

参考:

【大学入試センター】平成 30 年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について

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