「ジーンズを着こなしたいけど、どれが似合うか分からない!」という悩みを持っていませんか。
デニム研究所では、ジーンズの専門家「ジーンズソムリエ」が豊富な生地とシルエットから最適なジーンズを提案してくれます。
美観地区にあるデニム研究所で、店長でありジーンズソムリエでもある青山武士(あおやま たけし)さんに店舗や商品のコンセプトについて教わりました。
さらに、個性に合ったジーンズを提案してくれる「ソムリエ予約サービス」を、小林ちえり(こばやし ちえり)さんにモデルとして体験してもらいます。
デニム研究所とは?
デニム研究所のコンセプト
デニム研究所は、児島のデニムメーカー「JAPAN BLULE」が展開する5つのブランドを扱うデニムの専門店です。
異なるブランドの商品を同一の店舗で取り揃えることで、お客さんの個性に幅広く対応。
倉敷市美観地区の倉敷店と、JR岡山駅さんすて岡山店内の岡山店の2店舗があります。
倉敷店は改装した町屋を店舗としており、趣ある建物の前に展示されたジーンズが特徴的です。
取材では倉敷店に足を運び、店長の青山さんにデニム研究所のコンセプトと商品について話を聞きました。
デニム研究所の商品
デニム研究所で扱っている商品について、店長の青山さんに紹介してもらいました。
桃太郎ジーンズ
ジーンズがファッションとして普及し始めた1950年代ごろから親しまれている、伝統的なデザインを展開している「桃太郎ジーンズ」。
アメリカンカジュアルで、直線的なラインの商品を取り揃えています。
ちなみに、「桃太郎ジーンズ」の商品に見られる白いラインは、桃太郎が鬼ヶ島に行くときの旗についていたラインで、「日本」と「二本」をかけているそうです。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパン ブルー ジーンズ)
「JAPAN BLUE JEANS」は、ヨーロッパの市場をターゲットとしたデザインで、脚周りを絞った細身なシルエットが特徴。
ダメージ加工やストレッチデニムなど、桃太郎ジーンズと比較してニーズに柔軟に対応しています。
Urvin(アービン)
「JAPAN BLUE」が初めて女性専用のブランドとして立ち上げた「Urvin」。
20代後半から30代後半の女性をターゲットにしており、流行に合わせたデザインが特徴です。
毎日履きたくなるような身近なジーンズを目指しています。
SETTO(セット)
ゆったりしたデザインを多く取り揃える「SETTO」。
ナチュナルな素材感や柔らかいイメージ。
ジェンダーレスな印象を与える服で、男性でも女性でも着られます。
NEGATIVE DENIM(ネガティブ デニム)
「NEGATIVE DENIM」は、素材やパターン、染色方法などにこだわり、新しいことに挑戦しているブランドです。
たとえば、大きく作られた内ポケット。
標準的なジーンズに見られる内ポケットは、本来は懐中時計を入れるために付けられたそうです。
現代においても実用的に使えるスマートフォン入れになっています。
ジーンズソムリエがジーンズ選びをサポート
ジーンズソムリエとは?
デニム研究所には豊富な商品がありますが、「どのジーンズが似合うのか分からない」と戸惑うかもしれません。
そんなときは、ジーンズソムリエに相談してみましょう。
ジーンズソムリエは、ジーンズソムリエ資格認定制度の試験に合格したデニムに関して豊富な知識を持った専門家。
資格習得のためには綿の生産地域や種類、製造方法、生地の特徴、販売方法などを勉強するそうです。
ジーンズソムリエである青山さんは、ジーンズに関するあらゆる知識を実務に活かしています。
生地やシルエットの組み合わせは無数にあり、お客さんの個性に合わせた提案をするために、勉強した知識は欠かせないと教えてくれました。
生地は綿の産地によって、色や手触りが異なるそうです。
たとえば、コートジボワール産の綿は品種改良がされていない古来からある品種で、生地にしたときに硬くなるのが特徴とのこと。
コートジボワールの国旗の色のステッチがかわいいですね。
ソムリエ予約サービス
実際に、モデルの小林さんに似合うジーンズを選んでもらいます。
小林さんには、事前にサイズや服の好みなどをソムリエ予約サービスから入力してもらいました。
予約することで、スタッフは事前にお客さんの要望を把握できるので準備がしやすいそうです。
ジーンズを選ぶための時間を十分に確保できるため、商品を見ながら気になることをなんでも質問できます。
ソムリエ予約サービスの利用方法
- デニム研究所のホームページから訪問日時を予約。サイズ、普段の服装や好みのブランドを入力。
小林さんは要望として、「ハイウエストで細身のものが好き!」と伝えました。
青山さんはサイズや要望だけでなく、お客さんの持つ雰囲気に合わせてシルエットや生地を選んでいるそうです。
見立ててもらった商品を手に試着室へ。
小林さんは試着してみて、サイズがぴったりだったことに驚いたそうです。
一見しただけで適切なサイズを判断できるのは、さすがジーンズソムリエ。
小林さんはジーンズが似合わないと感じていたらしく、普段は身に着けることを避けていました。
しかし選んでもらったジーンズを はいてみてると、スタイルがよくなったように見えて驚いたそうです。
小林さんは提案してもらったジーンズに大満足。
お気に入りのジーンズが映えるポーズをお願いしました。
カッコいいですね!
おすすめのコーディネート
最後に、青山さんにおすすめのコーディネートを教えてもらいました。
上に着ているのはSHIN・DENIM(シンデニム)のテーラードジャケット。
SHIN・DENIMは、「JAPAN BLUE」が独自開発した「色落ちしない」を目指した生地です。
ジーンズは倉敷店限定の商品。
太もも周りはゆったりとして履きやすく、ひざから下は細い作りのため脚のラインがきれいに見えるPREB(プレッブ)と呼ばれるモデルです。
デニム研究所を訪ねてみて
デニム研究所には、数えきれないほどのジーンズが用意されていました。
店内に並べられた無数にある商品はどれも魅力的で、眺めているだけでも心が躍ります。
でも、自分に似合うジーンズを見極めるのは難しい。
デニム研究所に足を運べば、ジーンズソムリエが豊富な知識と経験を活かして、個性にぴったり合うジーンズを提案してくれます。
毎日一緒に出かけたくる相棒のようなジーンズに出会えるはずです。