立民・枝野代表がミャンマー国軍の国民に対する弾圧や暴力で緊急談話を発表

枝野幸男代表

立憲民主党の枝野幸男代表(56)は29日、ミャンマー国軍の国民に対する弾圧や暴力を即時停止する緊急談話を発表した。

ミャンマー国民の抗議デモとそれに対する国軍の鎮圧は、民主化した後、最悪のレベルに達している。

枝野氏は「ミャンマー国軍は、国際社会の非難をよそに、非武装の国民に対し武力の使用を含む弾圧行為を続け、1日で子供を含む100人以上が治安部隊に殺害されるという深刻な事態を招いています。犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表すとともに、ミャンマー国軍の蛮行を強く非難し、国民に対する弾圧と武器の使用を即時停止するよう強く求めます」とした。

悪化の一途をたどる情勢は、ミャンマーが抱える問題を表面化させている。

「これまでも、国際社会の多くが国軍に対して非難をくり返し、平和的に民主的な政治体制を回復させるよう求めてきましたが、残念ながら事態は深刻化する一方です。日本政府は、ミャンマーとのこれまでの緊密な関係に基づいて国軍に自制を求めてきましたが、ことここに至り、国軍に対して、国際社会とともに毅然としたさらなる強い姿勢で臨み、平和的な事態の打開を求めて全力で働きかけるよう求めます」

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