姫城中ボランティア入賞 全国エコ活コンクール

全国エコ活コンクールの壁新聞部門で入賞した姫城中「姫ボラ」の中心メンバー

 都城市・姫城中(永山博一校長、282人)の生徒によるボランティア団体「姫ボラ」が「全国エコ活コンクール2020」(日本環境協会・こどもエコクラブ全国事務局主催)の壁新聞部門で初入賞し、特別賞に当たる「タカラトミー賞」を獲得した。生徒たちは「これまでの活動が認められた」と喜んでいる。
 こどもエコクラブは幼児から高校生までが参加する環境活動。コンクールは同クラブの所属団体などが対象で、壁新聞の部には今回、全国から113団体の応募があった。
 姫ボラは生徒会が中心となって地域の環境保護などに取り組んでおり、実践の成果をまとめた壁新聞を毎年製作。コンクールには3年前から参加している。今回の壁新聞では、給食の際に盆を使うのをやめ、ランチョンマットを持参するようにした結果、水道使用量の大幅削減につながったことなどを紹介した。
 表彰式は28日にあり、同校の生徒会役員ら1、2年生7人がビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通じて参加。生徒会長の松葉佐亜美さん(14)は「表彰されたことで、活動に自信が持てた。他の受賞団体を参考に新たな取り組みをしたい」と笑顔。姫ボラを担当する廣山佳子教諭(59)は「コロナ禍で活動が制限される中、教育と実践を融合できた成果」と話していた。

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