【センバツ】明豊が準決勝“中京大中京・畔柳攻略”に自信 幸主将「絶対に勝てる」

準決勝に向け調整する明豊の選手たち(代表撮影)

先手必勝で〝畔柳攻略〟だ。明豊(大分)が「第93回選抜高校野球大会」(甲子園)の準決勝を翌日に控えた30日、兵庫・西宮市内で約3時間の全体練習を行った。

大会11日目の31日は決勝進出をかけ、第2試合で強豪・中京大中京(愛知)と対戦する。相手エースで大会ナンバー1右腕と目される畔柳(3年)との対戦を想定し、この日のフリー打撃では従来よりもマシンと打撃投手の位置をプレートから約2メートル前に移動させることで対策を徹底した。

川崎絢平監督(39)は「仮想・畔柳」を念頭に置いた打撃練習の意図について「(打者は)体感的には140キロ台後半くらい」と説明した上で「畔柳君はまっすぐに力があり、速いと思ってしまうとすべてが狂う。もちろん速いだろうけど、これは打てないと思わないように目を慣れさせた」とも述べた。

主将の幸修也内野手(3年)も「できる対策はしっかりやったので、あとは成果を出すだけ。中京大中京は毎年強い学校だけど、受け身にならず自分たちの野球をしたら絶対に勝てると思う。智弁学園戦と同じ入りができたら最高。畔柳君以外の投手がきても、しっかり準備はできている。序盤に5点くらい取れればいい」と力強いコメント。29日の準々決勝・智弁学園戦で先頭打者弾を放ってチームを勢いづけた主将は準決勝の舞台においても、その再現を誓っていた。

大分県勢としては1967年の津久見以来となる決勝進出は目前。そして悲願の初Vもはっきりと視界に入っている。

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