【センバツ】中京大中京・エース畔柳の準決勝先発は未定 高橋監督「明日の朝決めたい」

練習で高橋監督(中央)の話を聞く中京大中京の選手たち(代表撮影)

果たしてエースの起用法はどうなるのか。中京大中京(愛知)が「第93回選抜高校野球大会」(甲子園)準決勝第2試合・明豊(大分)戦を翌日に控えた30日、兵庫・西宮市内で約2時間の調整を行った。

選手たちは4カ所でのバント練習や2カ所でのフリー打撃のメニューをこなし、翌日の大一番に向けて入念にチェック。練習を終えた高橋源一郎監督(41)は「ここまできて、特別と言うことはない。いつもの練習をしました。3試合戦ってきて、最初の硬さもとれてきて、状態は上がっている。準決勝に向けて、自分たちの力を発揮する準備をするだけ」と冷静な言葉を並べた。

今大会において25日の1回戦から3戦連続で先発しているエース畔柳亨丞投手(3年)の球数は、ここまで計379球に達している。大会規定により「1週間で500球以内」の球数制限が設けられていることから、準決勝では121球までしか投げられない。

そのエース畔柳が、この日の練習では姿を見せなかったことについて高橋監督は「コンディショニングが一番重要。投球による疲労は蓄積していると思う。何ができるかを考えると一緒に帯同することではない」とコメント。そして「(明日の先発は)まだ決めていない。明日の朝に決めたい。畔柳のコンディションを見て、先発か後ろなのかを決めたい」とも続けていた。

1966年以来、5度目のセンバツVまで残り2試合。先発か、あるいはリリーフか。エース投入のタイミングがキーポイントとなりそうだ。

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