巨人 “原マジック”さく裂! 2番起用のウィーラー「常にアグレッシブ」4打数3安打の大暴れ

2回に先制打を放った巨人・ウィーラー

〝原マジック〟がさく裂だ。巨人の巨人のゼラス・ウィーラー内野手(34)が、30日の中日戦(バンテリン)に「2番・左翼」で先発出場し、4打数3安打1打点と大暴れした。

巨人加入前の2015年8月19日の西武戦以来となる2番起用となった助っ人が、見事に期待に応えた。初回の1打席目から左前打、3回無死三塁では大野雄の145キロの直球をうまく捉えて先制の中前適時打に。8回の先頭打者で回ってきた4打席目でも右前打で出塁するなど「2番打者」として攻撃の起点を作った。

昨季の対戦防御率1・34と苦しめられた天敵・大野雄を相手にしながらも「常にアグレッシブに。コントロールがいいからストライクを多く投げるピッチャーなので、アグレッシブに向かっていこう」と、積極的に攻めたウィーラー。指揮官も「ここのところいいですね。(大野雄が)パワーピッチャーだからね。(2番起用は)それに何とか対抗できるという形ですね」と対策を講じた上での采配だっただけに、満足げな表情を浮かべた。

重量打者ながらも、首脳陣の期待に応え、器用に役割をこなした頼れる助っ人。勢いそのままに、持ち味の打撃力でジャイアンツ打線をけん引していく。

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