「県民とベトナム人が共に考えを深めるきっかけになるといい」。本紙の年間企画「シンチャオみやざき 外国人労働者はいま」のベトナム語訳を担当してくれた西都市の焼酎メーカー「岩倉酒造」社員のベトナム人グェン・バン・カンさん(30)は、翻訳した一字一字に実習生たちの待遇が改善されることと、県民と実習生が共生する日が来ることを願う気持ちを込めた。元実習生でもあるカンさんは、今なお過酷な労働環境に置かれている同胞の実習生たちがいることに胸を痛めており、「日本人には想像しがたい現実がある」と訴える。
外国人実習生の窮状知って 待遇改善、県民と共生願う
- Published
- 2021/03/31 10:00 (JST)